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椎葉と雪火は高層ビルだろうが公園だろうがおかまないなし縦横無尽に走りぬける。
「一般人に力見せるなよ。試験落ちても知らないからな」
「師範や幹部も解ってくれる」
物陰からDと然侍は椎葉と雪火の様子を伺っていた。
――荒された部屋を片付け様とする明依。「警察に言ったほうが良いよね」
「空き巣にあったし…」
悩んでいると携帯の着信音がなる。
画面には見知らぬ番号。
少し躊躇したが電話に出た。
見知らぬ男性の声。
「箱の事は忘れなさい。間違って送られたのだよ」
「間違って?!それなら配送した方から連絡してくるはずです。盗むだなんて普通しないです。箱返して下さい!」
「君は関わってしまっただろう…。」
そう言われると何者かに口をふさがれる。そこで明依は気を失った。
物陰からDが様子見ていた。
「困りましたね。あちらに彼女を誘拐されるとは。」
大胆な行動に少し驚いていた。
然侍が現れ
「感づかれない様に監視を。利用価値があるのなら何もしないだろう」
「彼ら2人は箱のありかがあちらの本部とわかり乗り込むでしょう」
「あちらは強力で有能な能力者。無事に済めば良いですが。」
「D。いざという時の為お前のデジタルでフィールド展開を」
「御意」
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