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アジトであるISPに正面から堂々と乗り込んだ椎葉と雪火。
まだ能力レベルが低い下っ端を薙ぎ倒し上の階を目指す。
どんどん強くなる相手を倒していく。
「つえ~!ヤバッ!でも楽しい♪」
「たしかに!」
2人はおもいっきり能力を出せるのが楽しくてしょうがない。
「このまま強行突破だ!」
「大丈夫かな?」
「心配ねぇってどうにかなるw」
次の部屋の扉を開けると…部屋という容器に水がはりめぐらされていた。
「水?!」
「罠かも?他の部屋へ行こう。」
そこの階の部屋の扉を数箇所開けたが同じ状態で水で部屋一杯だった。
扉を開けても流れてこない水。
かなり強い水の能力者がいると判断する。
「並の力じゃないぞ」
「雪火、燃やせ!凍らせろ!」
雪火は目を閉じ集中。全身から溢れる雪の力を手から放つ。
水が徐々に凍り始めた。
凍った所を椎葉の言葉の力で破壊させていく。
「ほぅなかなか。そう簡単には行かせませんよ」
水の能力者は凍りつく前に水の圧力を上げる。
「この水の能力者強い」
「強ぇーな!だが負けねぇ!…分解!!!」
水が分解され消える。
「ほぅ言葉の力…面白い。だが…」
水の能力者が椎葉の前現れ手に小さな水の塊を出し椎葉の口を塞ぐ。
「ごぼっ!!」
「椎葉!」
「口を塞げば力は使えまい」
雪火は椎葉の口と水の
能力者の手に向け無我夢中で雪の力を放ち凍りつく。
「冷た痛っ!!」
椎葉は口をおさえた。
「往生際が悪いですね。」
水能力者の雫は次に椎葉自体を水に閉じ込めた。
「椎葉っ!!」
「これなら凍らせることもできまい」
雪火は雫をこおりづけにする。
しかしあっというまに水に変わり元に戻る。
今度は雪火が火の力で雫を炎で覆う。
「力の差が判っていない様ですね。」
炎も水に負けて元に戻る。
椎葉は依然水の中。
このままでは息がもたない!
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