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「・・・」
「・・・・・・」
(な、何?何か凄い睨まれてる気がするんだけど)
警戒しながら相手の出方を待っていると―――
「お前、日向か?」
「えっ―――」
そいつは、掌にぽんっと拳を打ち付けてあたかも思い出したように私の名を言う。
「ちょ、何で私の名前――」
「いや、俺これでもお前のために遥か彼方の空から来たんだぜ?」
「は――――?」
意味不明。
いや、まずは何で空から人が降ってくるのか、何で初対面の男にお前呼ばわりされているのか不明。
「わ、私のためって。意味が―――」
「ああ、今から説明する。だが―――」
「???」
「その前に、その格好どうにかならねえか?」
「え――――。あっ!!!」
ばばっと近くにあった上着を掴み取って羽織る。
そう――私は帰宅すると楽な格好になりたくてノーブラにTシャツ一枚っていう、まあ何ともだらしない格好だった。
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