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「み、みみみ、見たわね？！」
「あ？事故だろ。つーか、お前がそんな格好してるなんてこっちが驚いてるっつーの」
「・・・・・・」
(た、確かに――いや？)
「あ、あんたがいきなり入ってくる方が悪い！！不法侵入じゃない！！っていうか、あんた誰？！」
一気にしゃべりだす私に呆気にとられた後、ふっと鼻で笑うそいつ。
見定めるかのように私を見て、また口を開いた。
「なるほど、品自体は悪くねえのは確かだな。あとは中身っていったところが―――」
「ちょ、なっなんなのよ！人をじろじろ見ないで！」
「いいから落ち着けよ。話、聞かねえの？」
「・・・」
「・・・良い子だ」
まるで、幼い子を宥めるかのように言われてシャクだけど。何故か従わざるおえないような雰囲気で、押し黙ってしまった。
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