一星

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「俺はカイ。魔界から派遣された魔法使い。」 「ま・・・」 さらりと飲みこめない内容を意図も簡単に述べる「カイ」。 「派遣されたって言っても、相手は選べるんだけどな。」 「はあ・・・。というか、ま・・魔法使い?」 「んだから、そう言ってんだろーが」 いやいやいや。そうだけど普通は理解できないでしょうが。 それに・・・ 「あ?何がんたれてんだよ」 「ち、ちがっ!」 カイは私の想像上の魔法使いとは似ても似つかない。 「・・・しわくちゃじゃないのね」 「お前、絵本見すぎ」 呟いた言葉に、眉間に皺を寄せて毒舌を放つ。
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