女子専門学生の日常

授業

さて、学校といえば授業。デッサン、イメージ表現、テクニカルイラスト…などいろいろあって、恐らく授業名だけ出されても何をするかは想像ができないと思うので、それは追々説明するとして…

一番の苦手授業はコミックイラスト。その名の通り漫画風のタッチでお題にそった絵を描いていく授業で、これは周りの人との差が一番はっきりと出てしまうのだ。

どの教科もそうだが、授業と言ってもそれはほとんど「作業時間」で、軽く課題についての説明があった後、「じゃ、やってください。」的な感じ。

もっと基礎的な、ポーズとか、人体の構造とか、そういうところから始まると思っていた。

「もうちょいフカン（上から眺める感じ）で描いたら構図がすっきりするかもね」

フカンとかそういうの描けないから教えてもらいたくてこの学校入ったのに…

それくらい出来て当然、ということなのでしょうか。いろいろ絵の描き方についての本は買って試してみたけどどれもコツを掴むことができなかった。身体で覚えろ、ということなのか…でも覚えるまで描き込む時間もないし気力も続かない。

毎日焦りだけが募って時々鬱になる。

夢を追うことってこんなに大変なことなのか？みんな平然と笑顔で過ごしているが、それは余裕の笑みなのか隠しているだけなのか。