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一輝は、手伝いで、この店に来ている為、いつも閉店前に本店に戻るので、一輝はラーメン屋には、昼は来ても、夜に来る事は無かった。
そんな、ある日、普段は夜しかバイトに入らない結衣が土曜の昼から入ったのだ、一輝が昼はラーメン屋に来る事を聞いていた結衣はワクワクしながらバイトに入った。
カラーン!
「あっ!いらっしゃいませ」
「いつもの!」
一輝は、漫画を読みだした
「いつもの?」
「あっ!小島くんは豚骨ラーメンの紅生姜抜きだよ」
結衣は笑った
「紅生姜が嫌いなんだ 笑」
カウンターで漫画を読む一輝
それを、見つめる結衣
「なんだよ!俺の顔になんか?」
結衣は、話しかけてみた
「走り屋なんですか?」
「なんだそれ?笑」
「圭一くんが、言ってたんで」
「あぁ、ウチのバイト連中が夜、入り浸ってるんだってな」
「小島さん?」
「だから、なんだよ!俺、漫画、読みたいんですが?」
「小島さんは彼女いるんですか?」
「なんか、嫌なパターンだな、、、悪いが、今は興味ないんで」
「今度、あの車でドライブとか連れて行ってくださいよ」
「あのな、お前、高校生だろ?」
「高校生だって、いいじゃん!」
そして、結衣は仕事に戻った。
それから、結衣の巧みな一輝を落とす作戦が始まったのだ。
結衣は、まずスタンドのバイト連中に一輝が好きだと公言しだしたのだ、その話はスタンドの同僚やマネージャーにまで広がった。
やがて、一輝は自分の意志とは関係なく結衣と付き合っていると言う話になってしまい。
やがては、スタンドのメンバー全員の公認カップルとなり、結衣と付き合う事になったが、しばらくして一輝は、本店に戻る事になった。
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