Stage25

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そして、一輝は走り屋も引退した。 そして、新たな世代が峠に現れた。 それが、圭一、和也、黒崎などの世代である。 一輝は、伝説の走り屋となっていた。 しかし、一輝のタイムを抜ける奴は、いなかった。 木村圭一、仲村和也、水野進一郎は走り屋仲間だった。 圭一はS13シルビア、和也はR31RSターボ、進一郎はZ32に乗っていた。 3人は、工業高校の同級生だった。 当時の峠は、まだタイムで競っていたが、誰ひとり一輝のタイムを抜く者はいなかった。 そんな、ある日、峠に新たな勢力が現れたチームスパイラルを名乗る連中が現れ始めた。 そのリーダー格だったのが黒崎拓也だった。 圭一と拓也は、中学時代からの親友だったが、最近、拓也が妙な動きを始めている事を知った圭一は、あまり拓也と関わらない事にしていたが、遂に拓也が頭角を表しはじめた。 そして峠にて 「なぁ、もうタイムに拘るのは辞めないか?誰も小島さんのタイムを抜けないんだ!バトルて勝負するってのは、どうだ?」 拓也が公言し始めた すると、圭一が 「拓也!バトルなんてダメだ!俺は一輝さんのタイムを抜きたくて走っているんだ!今更、バトルなんて出来るかよ」 すると、黒崎が 「じゃあ、お前ら、だけタイムを計ってろよ!今はバトルの時代だぜ!知ってるだろう、この風折峠にも、よそから来た連中に好き放題に走られてるんだぞ」 すると圭一は 「拓也の気持ちも分かるが、バトルは危険だ、タイムなら相手が無いけどバトルだと、そのうち事故が続出するぜ」 しかし、拓也は 「なんだよ!圭一!怖気付きやがって、悪いがお前とは親友でも何でもナイ!まして、お前のシルビアなんて俺の敵じゃないぜ」 この日から圭一と拓也は、絶縁となった。
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