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仲村モータースにて
「あの夜、俺は、必死に圭一を止めたんだ」
黒崎拓也は泣きながら語った。
話を聞き終えた結衣は泣き崩れた。
すると、和也が
「拓也、お前1人で苦しんでいたんだな、俺たちも、圭一の事故には疑問にん思ったんだ」
すると一輝が
「みんな、バカだぜ!圭一も結衣も、この前の125の連中だって、大バカだぜ!つまんねえ事に振り回されて、走るってのは、そんなんじゃないんだろ?」
一輝は、部屋を出ていった。
「小島さん!」
早苗が一輝を追った!
すると和也が
「なんだよ、あの言い方!」
すると結衣が
「一輝くんの言う通りだよ、みんなバカだよ!みんな過去に囚われ過ぎて現実が分からなくなっていたんだよ」
すると麻美が
「一輝くんって走る時もだけど、相手は関係ないのよ」
「相手は、関係ない?」
結衣が聞いて来た
「うん、一輝くんは常に自分と戦っているのよ、相手は自分なの。
車だけじゃなく、仕事も遊びも恋愛だって、常に、もう1人の自分がいて、自分と戦っているのよ。」
すると拓也が
「凄いな!俺はダメだよ、自分になんて勝てないよ」
「拓也、お前だけじゃないよ、みんなダメだよ」
そして、部屋を出て行った一輝は、外でタバコを吸っていた
「小島さん?」
「早苗ちゃんか、雨上がったよ!
ほら、星も月も出ているぜ!」
「本当だ!パパの話を色々聞いてスッキリしたよ」
「早苗ちゃん、結衣を頼むな!
アイツ強く見せてるけど、本当は弱虫なんだぜ!」
「小島さんは?」
「俺は、遠くから応援してるから、結衣は、俺が側にいるとダメになるから」
「小島さん、、、」
「そんな顔すんなよ、別にどっかに行く訳じゃないよ!それより麻美と結衣は良いコンビだよな!ひょっとしたら、早苗ちゃんや、結衣とも腐れ縁か?」
早苗に笑顔に戻った
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