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月曜日、出勤すると空気が一変していた。
「おはようございます」
挨拶するも、皆無視。
なんでだろうと思いながらロッカールームの扉に手をかけようとした時、中から声が聞こえてきた。
「え、静香の彼ってただの車なの?」
「そうそう、その彼と二人というか一人でキャンプに行ってたらしいのね。ある意味すごくない?」
「うわ……何それ超イタイね」
キャハハハ、と中から耳障りな甲高い笑い声が聞こえてくる。
頭が痛くなる。
これは、和紗の想いに報いなかった罰なの……?
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