プロローグ

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 彼が好きだ、好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ。 彼はかっこいいし、願えばどこにでも一緒にいられるし、いつだって私が快適でいられるようにしてくれる。 好きだ。 どうしようもなく自慢の彼だ。 みんなに見せびらかして私のだと言ってやりたい。 でも、逆に皆に見せたくない。 だって、私の彼だから。 私だけの彼だから。  そんな私と彼の出会いはごく平凡なものだった。街で買い物中に見かけ、一目惚れ。努力して、手に入れた。ほんとにそれだけ。それだけなのに、今は彼がいないということを考えられないぐらいにまでのめり込んでいる。それぐらい魅力的。
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