プロローグ.桐谷竜という男

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ー3年前。 ガラガラ! 不良1「桐谷!今日こそケリつけようや!」 教室に響く怒鳴り声。 隣のクラスの不良達の殴り込みだった。 不良2「寝てんじゃねーぞテメェ!」 怯える生徒達を他所にその男はクラスの後ろで寝ていた。 不良1「桐谷!いつまでも調子のってんじゃねーぞ!」 男「………うっせ。」 男はダルそうに立ち上がり不良達に歩み寄る。 先頭にいた不良もまた男に近づく。 不良1「うりゃ!」 男に殴りかかる不良だが来るのがわかっていたかのように頭を下げすかさず腹にパンチをいれた。 不良1「うぐっ…!」 不良は腹を抑えながら倒れる。 不良2「てっ、テメェ!」 数は6人。 男は首を鳴らしながら笑った。 竜「人の睡眠邪魔すんじゃねぇコラァァァ!!!」 彼の名は桐谷竜。 超がつくほどの問題児だ。
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