ネガイ

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彼と夢斗があったのはあの惨劇事件より数週間前のこと 彼が夢斗の家の隣に引っ越してきたのが始まり 彼にももちろん家族がいて 普通の家庭の子であった だが 彼の容姿は普通じゃなかった 金色の髪に青い瞳 真っ白な肌に整った顔 長身で細身の彼は…会う人達全てを魅了した もちろん夢斗の家族でさえ例外ではなく 彼に惹かれた 「あの隣の子素敵な息子さんね~夢斗」 「凄い綺麗な子だな」 父母から毎度聴くその言葉は夢斗にとってとても不快にしかならなかった 「あっそ…」 引っ越してきた彼に一瞬ですべてをとられたような気がして 「…あんな奴嫌い…」 この気持ちはわからないが… なんかモヤモヤして気持ち悪かった †
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