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彼が引っ越してきて数日がたてば
噂はあっという間に広まった
「なぁ!夢斗!お前の隣に引っ越してきた兄さんすげぇってきいたぜ!」
「夢斗くん!こんど紹介してよ」
実際に見た子
噂で聞いた子たちがあっと言うまに夢斗の周りを囲んだ
夢斗は耐えきれなくなった
なんで自分ばかりが彼のこときかれるのか
なんで…彼ばかり興味があるのか
「しらねーよ!もう、実際に会って話せばいーじゃないか!」
夢斗はみんなに今までためていたのを吐き出した
「俺はアイツのことなんか興味ねー!」
鞄持って夢斗は教室からでていった
学校を初めて無断早退したことに罪悪感はあったものの
今はそれどころじゃなかった
†
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