1人が本棚に入れています
本棚に追加
俺はいつかこんな日が来るって信じていたんだ・・・。
目の前に広がるさっきまでとは違うRPGの世界のような街中・・・
目の前には少し幼い(8~9才くらい?)女のコの双子?だろうな・・・多分・・・
なんか学芸会みたいな和服のような洋服のような~どっちやねんっ!みたいな服を着ている。
まさにRPGの世界そのものっぽい・・・間違いない・・・これは・・・、
そう俺は・・・きっと召喚されたんだ・・・異世界にっ!!!
そんなことを考えていると、双子の女のコ達が声をそろえて、
「お待ちしてました。勇者様っ」と微笑みを向けている。
キターーーッ!!
俺、勇者フラグキターッ!!!
そして、女のコ達は俺に向かって駆け寄ると、
俺を素通りすると俺の後ろでキョトンとしてる冴えないように見えながらも、明らかに女にそこまで不自由はしていない? 何故かモテますよオーラ満点の男に近寄っていく。
「召喚成功した~勇者様だ~」と双子の女のコ達は駆け寄っていく。
・・・ん?
「勇者・・・一体なんですか? ここは・・・?」オーラ男は困惑しながら尋ねる。
「勇者様っ! 魔王を倒してくださいっ!!」とオーラ男の質問をガン無視して双子はオーラ男に詰め寄る。
「魔王って・・・あの・・・一体・・・」オーラ男は更に困惑する。
「あなたはこの世界が危機に陥った時に召喚される異世界の勇者さまです。 さぁこの剣であの岩を斬ってみてください」といつの間にかどこからか明らかに伝説っぽい雰囲気満載な剣をオーラ男に差し出す双子。
「いや・・・剣で岩をって・・・」やはり困惑するオーラ男。
・・・
おかしい・・・
俺は沢山話してような気がするが全くこの流れに参加できていない気がする・・・。
と言うか、あのオーラ男が勇者・・・なのか?
じゃぁ俺は・・・パーティの一人・・・?
いやいや・・・それは有り得ないだろ!!俺っ!!
行けっ!!
行くんだ!!
俺!!!!!!!
俺が勇者だと証明するんだ!!!
あの剣で、岩を斬ればいいんだろ・・・
俺は勇気を出して「あ、あの・・・俺にその剣を・・・」と声をかけてみた。
すると、3人はこちらをジーッと見て・・・
・・・
最初のコメントを投稿しよう!