1人が本棚に入れています
本棚に追加
ジーッと見てますよ・・・。
ちょっ・・・なんか言おうよっ!!!
なんで、沈黙のままこっち見てるかな~?
仕方ないのでさらに勇気をだして俺は、「俺があの岩を・・・」と言っていると・・・
双子は、「勇者様、さぁ早くこの剣を・・・」
「斬り・・・」って・・・・無視しやがったぁぁぁぁぁ!!!!
なんだっ!!おぃ!!!
ちょっとカワイイからってざけんなよっ!!!
あと7~8年後が楽しみだっ!!
なんて思ってないんだからねっ!!!
俺は“クソッ”と思ってズカズカと近寄り、伝説の雰囲気漂う剣を強引に奪い取った。
そして、それを振り上げ・・・ズシッ!!・・・ゴキッ!!
おかしい・・・
なんだこの重量は・・・
全く動かないぞ・・・
いや・・・むしろそんな事よりも・・・
俺の頬を冷や汗がツーッと伝う・・・。
急に持ち上げようとした勢いで腰が痛い・・・。
そして、3人の視線も痛い・・・。
「あの・・・大丈夫ですか・・・なんか、辛そうですが・・・」とオーラ男が俺を気遣う。
「あ・・・いや・・・」
ヤメテッ!!!
優しくしないでっ!!!
オーラ男は俺を助けようと、重そうに抱えている剣を持ち上げた。
フワッっと持ち上がる剣・・・。
「凄く軽い・・・羽のようだ・・・」とオーラ男は呟く。
ふ・ざ・け・る・なっ!!!
こっちはその重量で腰やってんだぞっ!!!!
「この剣は王家の者と勇者様以外にはとても重いんですよ~」とクスクス笑いながら双子が話す。
王家と勇者・・・以外だとぉ!!!
じゃぁ本当に俺は勇者じゃないのかっ!!!
ってかこの双子王家の者って・・・王女様的な流れなのか??
俺は、ありったけの勇気を言葉に乗せて
「あの・・・俺は・・・なんで・・・召喚されたんでしょうか・・・?」と、尋ねる。
・・・
最初のコメントを投稿しよう!