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「巻き・・・込まれ?」と疑問形で返す双子。
疑問形で返すなぁ!!!
ってか巻き込まれってなんだぁぁぁぁ!!!
そう話してると岩の方で、「たぁっ」とオーラ男が岩を真っ二つに斬ってしまう。
「やはりその剣を扱えるのは勇者さまだけですね」とオーラ男こと、勇者の周りでキャッキャとはしゃぐ双子。
はい無視キター!!
また無視キタヨ~コレッ!!
「さぁっ!急ぎましょうっ!!魔王を倒しにっ!!!」ビシッ指を指して進もうとする。
おいおい!!流石に置いていくのは勘弁してくれよ~と思い、
「あのちょっと・・・俺はどうしたら・・」尋ねる
「・・・あ、えっと・・・帰ってください。 お疲れ様でーす」と双子は困ったように応えた。
「あの・・・どうやって・・・」
「・・・さ、さぁ!!早く魔王を!勇者様!!」と勇者の手をグイグイ引っ張って行ってしまう。
無視か!!!
俺を無視か!!!!
こうなったら俺が・・・魔王を倒して・・・真の勇者に・・・
いや・・・RPGでは必ず裏ボスが居る・・・ような気がする・・・。
魔王を倒して、俺がその座を奪って新たな魔王に・・・?
いや・・・もしかすると俺は魔王になる為に召喚されたのか?
あった気がするぞっ!!!
魔王になる為に召喚される物語が!!!!
良し!!!
俺がそのうち魔王になってやる!!!
そんな野望を内に秘め・・・
とりあえず、勇者たちを追いかける。
痛めた腰をかばいながら・・・。
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