向かう先は

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俺は3人について街中を移動している。 この流れは・・・城に行って王様に会って・・・GO!! って流れだな・・・ そう思っていると、何やら店に入っていく双子。 ん? 何の店だ? まずは装備を整えて城なのか?? 建物に入りながら看板をチラ見すると・・・ ・・・ なるほど・・・そうか・・・ ・・・まぁ異世界の文字なんか読める訳がないよなっ!! そして、双子は店の奥に更に進んでいく・・・。 奥のふすまにしか見えないドアをガラガラっと開けると、 「出たな!! 魔王!!!」 えええええええっ!!! 早いって!!! スライムとか何も倒してないよ!!! ってか俺の装備ないよっ! ちょっ・・・何か・・・何かないのか・・・ ヒノキの棒でもいいんだけど・・・ 周りをキョロキョロしていると・・・ ・・・・ あ~~~・・・・ ん・・・これは・・・ 無造作に壁に立てかけてある黒い禍々しい明らかな魔剣っぽいものがあった。 これは・・・手にすると呪われそうな・・・ 俺はとりあえず見なかった事して魔王の姿を確認しようと勇者の後ろからコソコソと覗き込む。 ・・・ そこには白髪以外は見るからにフリーター風の兄ちゃんが畳にちゃぶ台で、ラーメンを食している。 え・・・これが魔王ですか?? キョトンとしていると、魔王と呼ばれる兄ちゃんもキョトンとしていたが急に 「あぁぁぁぁぁ!!!!!」と大声を上げた。 雄叫びか!!! すくみあがったスキを狙ってくるのかっ!!! 「ちょっ、マジで勘弁してくれよ~」と魔王は軽い口調で困ったように頭をかいている。 ん?? 「土足、土足~も~畳なんだけど~ってか・・・」と立ち上がって俺たちの後ろを覗き込む。
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