向かう先は

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「あ、じゃねぇよ! それ悪いヤツに使われたらやべぇんだぜ? わかってんのか?」 「だ、黙れ魔王!!」 「反省しないクソガキだな・・・わかった。 もう国王に言うわ~コレ」 「えっ・・・」 「だってお前ら反省してねぇだろ? ってか宝物庫からどうやって盗んだんだよそれ・・・」 「だって抜け道あるんだもん・・・」 「ちょっ・・・それマジでヤバいわ・・・冗談抜きで国王に言っとかねぇと・・・」 「えぇぇぇっ!!」 「いや・・・えぇぇじゃなくて、なんか盗まれてんじゃねぇのかそれ? 洒落になんねぇぞ? とりあえずお前らは1ヶ月はおやつ抜きな・・・」 「えぇぇぇっ!!! ゴメンなさい! もうしません!!」 「いやいや・・・あ、ってかこの前うちの店の壁にデッカイ落書きしたの・・・あれお前らだろっ!!」 「うっ・・・し、知らないもん・・・」 あぁ~今「うっ」って言ったな~・・・犯人確定!! 「あれ何が描いてあったっけな~・・・あぁ~ああ!!あれ、カバか!?」 「ドラゴンだもん!!バカ!!」 「バカはお前らだ! やっぱりお前らが描いてんじゃねぇか・・・」 「あ・・・」 「あ、じゃぁねぇ~よ・・・。もうお前らの母ちゃんにも言うからなっ!しっかり叱ってもらえ・・・」 「え・・・・わーーーん」バカ王女たちは泣きだしてしまう。 魔王は二人を抱えると、 「悪いな・・・コイツらのイタズラでちょっと面倒なことになってるわ・・・悪いけど勇者のあんたも一緒に国王のところに着いてきてくれ」 「あ、はい・・・」 4人は店の外へと向かう・・・。 「あの・・・俺は・・・」 「あぁ~・・・そういやぁ~お前はなんなんだ?」 「巻き込まれて召喚されたそうですよ。彼」と勇者が説明すると 「面倒なヤツか・・・まぁお前もとりあえず来い・・・ついでだ」 そして、俺たちは国王の元に向かうことになった。
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