2人が本棚に入れています
本棚に追加
あれは高校2年生の6月だった。
中学校時代に仲が良かったD君から久しぶりに遊びの誘いがきた。
特に用事もなかったのでD君とゲームセンターに遊びに行く事になった。
久しぶりにあった事もあって、その日は遊びに遊んだ。
その中でも某レースゲームではお互いにそこそこのレベルだったので白熱したいい勝負ができた。
その対戦が終わった後、近くのマク○ナル○にて昼ご飯を食べに行き、そこでは先ほどのレースゲームの話で盛り上がった。
(ちなみにこの時の俺は車の知識は車の種類が少しばかり分かる程度です。)
D君「やっぱりGT-R速いよなーFDじゃ直線は全然追いつけないよー」
俺「まあ、直線は速いよなー。でもFDの方が俺はかっこいいと思うけど」
D君「そうだよな!俺、免許とったらFD買うわ!絶対買う!そして自動車学校行って整備士になるわ!」
俺「へぇーもう進路決めてるんだ」
D君「おう、お前も一緒に行かないか?」
俺「えっ?いきなりだな。俺は進路は一様T大学でも行って建築家になろうかなって思ってるんだけど………」
D君「建築家か………でもお前の成績で行けるの?」
俺「お前よりはましだ(笑)」
この時、俺の偏差値は50くらいでD君にいたっては40くらいと2人とも成績は良くはなかった。
D君「俺は別にいいんだよ。狙ってる自動車学校がどんな馬鹿でも常識があれば入れる学校らしいから」
俺「そんな学校で大丈夫かよ。将来フリーターとかになりそうで怖いな」
D君「そう思うだろ?ところがその学校では就職率100%を何年も続けてるんだぜ?まあ、学校に入学した後が大変らしいけどな。」
俺「へぇー100%は凄いな」
D君「だろ?だからさ、夏休みにある体験入学一緒に行かないか?」
俺「ああ、いいよ。どうせ夏休みは暇になるだろうしな」
この時、俺はまだ知らなかった。
後に参加する体験入学が俺の人生の分岐点だった事を………
最初のコメントを投稿しよう!