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その時、
彼は背後からある者の気配を感じ、振りかえる。
「来たな…ウルトラマンタロウ!!」
真上にはウルトラマンタロウが宙から彼を見下ろしていた。
「君だな、怪獣墓場から怪獣達を奪い去っているのは…」
だが彼はタロウの呼びかけに応え様子はなかった。
それでもタロウは彼に話しかける。
「話を聞きたい。何故怪獣を集める…?目的は何だ!!」
「目的…?」
タロウの言葉を聞いたその時、彼に怒りが込み上げる。
なぜ苛立つのか、それは彼にもわからない…。
彼は、タロウを攻撃の対象へと定めた。
彼はその場から即座に消え去る…
「なっ…」
タロウは辺りを見回す。
「どこへ行ったんだ…」
「ここだ…」
声が聞こえ、タロウは振りかえる…。
そこには“奴”がいた…!!
敵はおぞましいオーラを纏っている。
そして強烈なキックをタロウにお見舞いする。
タロウは地上に叩きつけられる。
そして力を解放するかの様に、敵は凄まじい風圧を放ち、タロウはそれに飛ばされまいと、必死に耐える…。
タロウはどうにか風圧に耐えた!!
「闇の洗礼を受けるがいい!!
デススラッガー!!」
敵は両腕から紫色のカッターを放つ!!
「!?早い…!!」
デススラッガーがタロウの腹部に命中した…。
「くっ…何て力だっ…!!」
ダメージは相当な物だった…
「正義の力など、所詮この程度…留めだ」
敵は次の攻撃を構えを取る。
左手にエネルギーを溜め、それをフルパワーで放つ…
「キラークラスター!!」
無数の光弾がタロウに降りかかる。
「ここまでか…」
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