水と月

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まー、そうなるよね。 わかっちゃいたよ、自分の気持ちを認めてから、俺だって最初は否定したかったもの。 弟の核心をついた質問に 「そうだよ、今日はルナへの気持ちを認めた記念日なんだから邪魔しないで」 とだけ答え、弟に合った視線をルナへ向ける。お構いなしに横やりがはいる。 「…ケーキ、1人で食べるの?」 「ルナと食べるの」 「……、1人だよね」 「違う!!ルナと!!」 「…屁理屈たてんな、変態ナルシスト。」 ごもっともで、事実を的確な言葉でいただきアザース!!じゃなくて 「うるさーい!!俺にとったら鏡の中の俺がルナなの!!このトキメキとめらんないの、恋なの、わかんないの?邪魔しないでよ」 「全然わかんないよ、てか兄貴が変態なんて俺ヤダよー!!」 泣き出しそうな表情の弟が、大声で叫ぶもんだから、家族中起き出して俺に詰め寄り、ケーキを根こそぎ食べられた。 あぁ、やっぱり ルナとの恋は前途多難、障害がつきものだ。でも、止められないこの気持ち。 きっと明日もルナを想って焦がれてしまうのだろうな。  おわり
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