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シャワーを終えて、フカフカのタオルに顔をうずめた。
「ルナ…」
そうちょっと囁いて、思いに浸っていると
「水、早く食べないと遅刻するよ?いいの?」
もうそんな時間か?慌てて身体を拭いて、シャツに袖を通す、歯磨きの最中にルナが顔をのぞく。また気持ちが高揚する。
…あ、パンツ。
身支度をしっかりと整え、食卓へ向かう。テーブルの上には、いつもと変わらない朝食が用意されていた。白米に味噌汁、キャベツの千切りに半熟目玉焼き、魚と煮物は昨日の残りもの。
それらを平らげて、ごちそうさまを残し、玄関へと向かう。出際に
「今日は大切な日だから、いつもより早く帰れたら帰ってくるからね」
そうルナに伝え微笑むと、ルナは嬉しそうに微笑んだ。
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