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「おはよー、友恵っ!!」
下駄箱から上履きを取り出している時、後ろから声を掛けられる。
一瞬、びくっとしたけどこの声は明美だ。
「おはよう…明美」
明美の左手首を見てみると、当然ブレスレットをつけている。
「…あれ?友恵、ブレスレットは?」
明美が眉を潜めて心配そうな顔で聞いてくる。
明美に理由を話しておいた方がいいような気がして先ほどの出来事を話す。
「…まじで?どうするの?」
「今日学校終わってからお母さんにお金借りて同じブレスレット買いに行こうかと思ってる。今日菜奈には上手く誤魔化しときたくて…」
「そういう事ね。私にできる事があったら上手く友恵のフォローするからさ!!きっと大丈夫だよ」
明美のその言葉がすごく嬉しかった。
明美に話してよかった…。
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