*歪友情*朝桐 友恵

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その夜、あたしは一睡もできずに朝を迎えた。 それでもベッドから体を起こすのが嫌で、横になり続ける。 すると、部屋のドアからノックの音が聞こえ、ガチャッと音を立てて入ってきたのはお母さんだった。 「友恵、もう起きる時間でしょ?いつまで寝てるつもり?」 あきれた顔でため息まじりに言われる。 あたしはお母さんに背をむける。 「今日は学校休む…具合わるい」 すると大きなため息が聞こえてくる。 「今、受験控えてて大事な時期でしょ?そんなんで進学できると思ってるのかしら?少しくらい具合悪くても学校に行きなさい。」 あたしは「明日からちゃんと行くから休みたい」とずっと主張し続けていたけど、お母さんも「行きなさい」と主張し続ける。 結局、たたき起こされ学校に行かされるはめになった。
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