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駅を出て、学校まで歩く。
もちろん、気分は不安でいっぱいいっぱいだ。
学校に着き教室に向かう途中、前に宮島菜奈と明美が歩いているのを発見する。
あたしは葛藤に見舞われながら、意を決して二人に近づき話しかける。
「二人ともおはよう…。あの…昨日は本当にごめんなさい…実はね、菜奈に買ってもらったブレスレット、昨日満員電車に乗ってたら人のカバンに引っ掛かって壊れちゃったの…。最初から本当の事を言わなくてごめんなさい」
あたしはガバッと勢いよく頭を下げる。
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