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一限目、数字の授業だったが、先生の声なんて頭に入ってこなかった。
宮島菜奈は、怒ってなくてあたしを本当に友達だと思ってくれてる…?
いやでも…怖い。
そんな調子で午前の授業は何事もなく終わり、昼休みになった。
いつもなら宮島菜奈と明美と机を寄せあってお弁当を食べるのだが…
今日はどうなるのだろうか。
そう考えていると宮島菜奈と明美がせっせとあたしの机に机を寄せてくる。
いつも通り…。
「早くごはんたーべようっ♪」
宮島菜奈はお弁当を机の上に出すのかと思いきや、そのまま床に自分のお弁当を投げ捨てた。
その瞬間、宮島菜奈は怯えたような、睨むような顔であたしを見る。
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