第1話

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2階に上がり、自分の部屋へ入り、電気をつける。 「…ん、あれか?」 机の上にあった、小包みの白い箱。 輝は椅子に座り、まず包みを取る。 「………なんだ、これ?」 現れたのは、黒い小さなスーツケースのような物。 次に、そのスーツケースを開く。 「………機械と…手紙?」 その中にあったのは、黒いカード型の物。左上にボタン、表面には模様があり、真ん中に丸いのが出っ張っていて、そこに溝があった。 何かを通すような溝だ。 「…なんかの玩具か?」 とは言え、こんなのは買った覚えは無いしクロ○コさんにもペ○カンさんにも頼んだ覚えもない。 「誰かの嫌がらせか?」 いらねえから送るとか、有り得ない話じゃない。 でも、そんな考えはすぐに消える。 一緒にあった手紙を手に取ることで… 「さて、どんなことが書いてあるんだ?」 手紙の封を開け、紙を開く。 「………………ッ!!」 そこに、書いてあったのは… 『これで、君はヒーローになれる。』
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