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-??? SIDE-
---グチュリ
生々しい音がする。
『ウ…ウウウ…』
歩く度に、グチュリ、グチュリと音がする。
『ウ……アアアアアアアアアアアアッッッ!!!!』
そして………ドロドロとした体が、蛹のように剥け、中からはっきりした姿が現れた。
どこか、バッタのような姿をしている
『…ヒ…ヒヒヒ…コレデ…コレデヤツヲ………ハハハハハハハハハハハハハ!!!!』
“バッタ・エモーショナル”は、跳ぶ。
一気にビルの屋上へ着く。
『マズハ試シに…周りのヤツラを殺ストすルか…!!』
また、人間離れした脚力で町を巡る。
『フフッ…久々にしては上出来かな?』
先ほどバッタ・Eがいたビルに、青年がいた。
『オイ…そろそろ戻るぞ、“グラッド”。』
青年の近くに、柄の悪い男が立っていた。
『えー…せっかく久々の行動で喜んでたのに…ね、もうちょっとだけお願い、“アングリー”。』
グラッドと呼ばれる青年がアングリーと呼ばれる男に頼み事をする
『黙れ…キレるぞ?』
『おっと…君は怒らせると怖いんだった。
じゃあ、行こうか。』
二人は、その場から消える。
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