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「アァ?なんだてめえは…?」
柄の悪い、所謂ヤンキー達が、一人の男を囲っていた。
「『赤井川高校』<アカコー>一年
『篠原 輝』<シノハラ アキラ>!
何やら俺の友達がウゼェ時代遅れのアホ共に絡まれているようなので、ガツンと一発懲らしめる為にやってまいりました!!」
ゾッと、回りの空気が変わる
「おい…アイツやべぇな…」
「死んだなこりゃ…」
「あの『神崎』さんにあんな口聞いちゃ…」
神崎、という男が口を開く。
「ホホゥ…君はあれだな、俺に殴られる為にここへ来た訳だ?」
「ブッブーッ!
半分不正解でーす!
正解は………あ、ちょっとごめん。」
輝は何やら電話を取り出す
「…な、なんだ…?」
「あ、すいません。救急車お願いします。」
「は?」
「場所は赤井川町東山のセブン○レブン近くの廃工場。
台数は………」
1、2…と、数えていき。
「5台。」
ここにいるヤンキーと同じ数をいった。
「「「テメェッ!!」」」
輝は、携帯をしまい笑いながら走り出す。
「一丁仕事と行くぜぇっ!!」
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