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ー??? SIDEー
「ぐぅ…畜生…っ!!」
神崎は一人、ビルとビルの間を歩いていた。
他の仲間はほったらかしていた。
「篠原 輝…くそっ、覚えてろよ…いつか必ずぶっ殺してやる…!!」
『「いつか必ず」…と言ってたらいつまで経っても出来ないよ?』
「っ!?」
後ろから声が聞こえた。
声の主は、何やら好印象な外見を持つ青年。
「な…なんだ、てめぇ…?」
『その篠原ってやつ…倒したい?』
「…は?」
『倒したいかどうか………聞いているんだよ?』
「お………おう!!あの野郎をぶっ殺してえっ!!」
笑みがこぼれた
『フフッ…その“感情”、君の力にしてあげるよ。』
「………え」
直後、青年は神崎の胸を貫く。
「あっ………!?」
『痛いのは一瞬だけ…だよ?』
そう言いながら、腕を引き後ろへ振り返る。
「あ………アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!!」
神崎の体が、黒い何かに覆われる………
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