7話

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母「────さぃ、ゆぅ…起きな…ぃ」 俺を起こす母さんの声によって、徐々に目が覚める。 優希「う…ん。ふぁああ」 母「もう、これから学校なのに二度寝なんかしちゃって」 優希「正直まだ寝ていたい」 母さんは、そんな俺の反応に溜め息をつきながら、言う。 母「寝るのはいいけど。成績が下がっていたりしたら怒りますからね」 優希「…分かってるよ」 母「分かればよろしい。さっ、準備出来たし行くわよ」 ベッドから降りて、鞄を持ち下に降りる。 優希「姉ちゃんは?」 一階に降りるが、姉ちゃんの姿が見当たらない。 母「もう行ったわよ」 時計を見ると8時頃。それはそうか。 その後、母さんの車に乗り、学校へと向かった。 何事もなく学校につき、母さんと共に職員室へと向かう。 しかし、車から降りた時から、異様に注目を浴びていた。それも昨日の比じゃない。 なんか、すごい恥ずかしいんだけど… こう注目を浴びるというのは好きじゃない。 別に恥ずかしがり屋ってわけでもないけど。 走り去りたい気分だが、そうもいかない。 母を置き去りにすれば、後々大変な目にあうことは分かってるから。 はぁ…と溜め息をつきながら、母の一歩後ろを歩いていた。
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