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母「────さぃ、ゆぅ…起きな…ぃ」
俺を起こす母さんの声によって、徐々に目が覚める。
優希「う…ん。ふぁああ」
母「もう、これから学校なのに二度寝なんかしちゃって」
優希「正直まだ寝ていたい」
母さんは、そんな俺の反応に溜め息をつきながら、言う。
母「寝るのはいいけど。成績が下がっていたりしたら怒りますからね」
優希「…分かってるよ」
母「分かればよろしい。さっ、準備出来たし行くわよ」
ベッドから降りて、鞄を持ち下に降りる。
優希「姉ちゃんは?」
一階に降りるが、姉ちゃんの姿が見当たらない。
母「もう行ったわよ」
時計を見ると8時頃。それはそうか。
その後、母さんの車に乗り、学校へと向かった。
何事もなく学校につき、母さんと共に職員室へと向かう。
しかし、車から降りた時から、異様に注目を浴びていた。それも昨日の比じゃない。
なんか、すごい恥ずかしいんだけど…
こう注目を浴びるというのは好きじゃない。
別に恥ずかしがり屋ってわけでもないけど。
走り去りたい気分だが、そうもいかない。
母を置き去りにすれば、後々大変な目にあうことは分かってるから。
はぁ…と溜め息をつきながら、母の一歩後ろを歩いていた。
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