1話

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校舎に入る前に見つかる可能性があるため注意して歩いていたが結果的に見つかることはなかった。 四階に教室があるため長い階段を上らなきゃいけないのが朝に弱い俺にしてみれば苦痛でしかない。 まだ時間的に早いためか校舎内はとても静かだった。 自分のクラスである一年C組に入り机にふせる。 ちらと壁に掛けてある時計を見ると時刻は8時5分。 教室には指で数えるぐらいしかいないクラスメートがいるだけ。 優希「ひまだなぁ…」 あまりにも暇だったので、そう呟きながらだらけていると眠気が襲ってきた。
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