311人が本棚に入れています
本棚に追加
優希「はぁ…」
俺は溜め息をつきつつ佳祐を睨む。
佳祐「ごめんごめん!悪かったよ」
さすがに反省したのか佳祐が必死に謝ってくるので許してやった。
もちろん昼飯をおごってもらうという条件付きで。
するとタイミングを合わせるかのように教室の戸が開き担任の先生が現れる。
担任「おーい席につけー」
20代後半の男の先生がだるそうにしながら呼びかける。
中野 淳先生。
27歳の独身で顔がいいのを武器に女子生徒をナンパしているらしい。
皆がその声を聞いて席に着き始める。
全員が席についたのを確認し、いつも通りに先生は適当に朝のSHRを始める。
担任「欠席者はいないな?よし…じゃあこれで朝のショートを終わりにするが…姫宮!吉井先生が放課後すぐに来るようにだそうだ分かったな?」
言い終えた先生は再びだるそうにしながら教室を出て行く。
みんなはこちらの方を見て気の毒そうな眼差しを向けていた…
佳祐「まあ、どんまいだな」
隣に座る佳祐でさえも
優希「はぁ…ほんと災難だ…」
最初のコメントを投稿しよう!