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『小鳥』
いくら眼を凝らしたって
カーテン越しでは意味が無い
君を邪魔するその布を、さぁ取っ払って
透明になれきれない硝子も叩き割って、おいで
怯える事なんて無いのだから
無意味な怒鳴り声は耳栓をしてごらん
ほら、怖く無いだろう?
夢を大きく広げて
大丈夫
君にはほら、勇気があるから
ヒーロー気取りなんかじゃないさ
君の願いを聞きたかっただけ
その為ならば罪人にだってなる
一方的な想いで何が悪い
いくら涙流したって
気付いているのは僕くらい
君を泣かせるモノは何だい?消してあげよう
正義になれきれない僕が片を付けるから、おいで
僕が全てを背負ってあげるから
後ろ髪を引かれるのなら振り払っておいで
ほら、身軽になったろう?
腕を大きく広げて
大丈夫
君にはほら、翼があるから
ヒーローなんかじゃないけれど
君の願いは聞きたかったんだ
その為ならば奴隷にだってなる
一方的は胸が傷むけれど
羽ばたけ、今
落ちたのなら受け止めてみせる
紅く汚れてしまった手で良いと言うのなら
僕は君は傷付けない
ヒーロー気取りなんかじゃないさ
君の願いを聞きたかっただけ
その為ならば罪人にだってなる
一方的な想いで何が悪い
一方的な想いで何が悪い……
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