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「で、大学はどーなの?」
久しぶりに一人暮らしをしている彼女の家に遊びに来た。
「んー、楽しいよ」
笑顔で答える僕に、彼女は微笑んだ。
…僕の名前は青木泰斗(アオキタイト)。
ちなみに彼女は森下結衣(モリシタユイ)。
僕等は高校の頃から付き合っていて、もう一年半くらいの付き合いだ。
「あたしが合い鍵渡したから不安とか変な心配しなくてすんでるでしょ?」
「あぁ、うん。合い鍵とか本当照れる」
そう言って僕の顔は一瞬で真っ赤になった。
結衣は高校卒業してから僕が不安にならないようにと一人暮らししてるマンションの合い鍵をくれた。
だから僕はいつでも結衣の部屋に入れるのだ。
ーチュッ。
「…うわぁっ」
「好きだよ、泰斗。あたしには泰斗しか見えないから」
…結衣はいっつもずるい。
急にキスしたり、好きとか恥ずかしい言葉も平気でいってくる。
でもそんな結衣も大好きなんだ。
恥ずかしくて言えないけど。
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