珍しい場所に幻想入り

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「…ん……んー…」 男が目を覚まし、辺りを見回す。 「んー?……何処だ此処?」 あれ?昨日は部屋で寝たよな…?あれ?その前に部屋で寝たのか?……あぁー、どうでもいい事は直ぐに忘れちまうな…。 男は、目覚めたばかりの頭で前日の記憶を掘り起こそうとしたが、重要事項以外は忘れてしまうらしく、記憶が定かではなかった。 「つーか此処って、屋根の上だよな?どうやって降りよう…」 この場所がどうこうよりも、現在地をどうこうする方を考えた。しかし、 「……持ってるもんは紙が一枚?何に使えと?……んー?自己紹介時に使え?よくわからんな……仕方ない、もう一回寝るか。」 直ぐに諦めた。
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