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枕元にある時計の針は午前5時を指している。
今日は朝から会議は入っていない為、時間に余裕はあった。
けれど二度寝する気にもなれずクローゼットへと歩いていった。
ガチャ
真「....」
クローゼットの中にはアイロン掛けされたシャツが並び、ネクタイやスーツ等も全て揃っている。
シャツに袖を通し、ネクタイを掴み適当に身なりを整えると俺は部屋を後にした。
ガチャ
真「....」
三木「おはようございます、お早いですね」
朝御飯の準備をしているのか食器を並べながら三木健一(ミキ ケンイチ)が俺に微笑んだ。
真「早く目が覚めたんだ。急いで準備しなくていいよ、いつも通りでいい」
三木「では珈琲をお持ち致します」
三木は俺の秘書兼、俺の身の回りの世話もしていた。
はじめは兄の秘書だったのだが、まわりまわって今は俺についてくれている。
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