淡い淡い空に向けて……

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淡い淡い空に向けて……

恋愛できないと思うんです、と君は言った。 じゃあ、君に想いを寄せている私はなんなのだろう。 君と同じ年だったら――私が一年遅く生まれていたら――少しは違ったのだろうか。 ウジウジとして前に進もうとしない私。 端から恋愛に興味のない君。 決して交わることのない平行線のようで……。 変わらなければならないと思った。 このままではダメなのだ。 ひとまず、そのための第一歩。 この気持ちをほんの少しだけメールに乗せて、淡い淡い夜の空に送る。
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