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辺りに飛び散った血はまだみずみずしく、闘いの激しさを物語っていた
ヴェアリアは足をガタガタと震わせながらゆっくりと体を起こす
「やってくれるじゃないのさ美鈴…」
頭をおさえ至るところから血を流し、瓦礫の中から立ち上がる
戦況は一気に変わっていた
「貴方は私が倒します…門番として、そして紅魔館の一員として!」
足を踏み込み力を入れる美鈴
「フフッ…フフフッ…アハハハハハッ」
急にヴェアリアは笑いはじめ、両目を手のひらでおおい、空をあおぎながら高笑いを続ける
「痛いじゃないか美鈴ちゃん…フフフッ私壊れちゃうよ?アハハハハハッ」
ゆっくりと鎌を振り上げながらブツブツと小声で何かを喋りだす
しかし美鈴は知らなかった…この時にとどめをささなかった無能さに…
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