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突如目の前を通りすぎた突風により、足をとめることをやむを得なくされた限侍は、少し不機嫌そうに腕をくむ
「あやや、もしかして怒ってらっしゃいます?」
けらけらと笑いながら小さな紙切れを取りだし、ゆっくりと話しはじめる
「今の貴方には有力な情報です…間違いない確実なやつですよ」
「そうか…ありがとうよ」
ニカッと笑い紙切れを受け取り頭をなでる
「もう無茶はしないで大丈夫だ、後は…俺がけりをつける」
「私だって住民です、いざとなれば戦います」
「そうかい…まぁ頑張りな、俺は行く」
そう言って、少女の返事を聞く前に地面を強く蹴り走り出した…
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