5人が本棚に入れています
本棚に追加
目を覚ますと視線の先には崩れ落ちた敗者と、キセルをくわえて煙を吹く勝者がいた
「おい花神の息子、もう終いか?」
さぞかしがっかりしたのだろう、勝者は敗者の頭をつかみ持ち上げる
「お前ホントに花神の息子か?」
「ハァッハァッ・・・・・」
「!?」
勝者は少し驚いた、何故なら掴んでいたはずの敗者が桜の花びらになり手の中から消えたからだ
勝者は周りを見渡すが敗者は何処にもいない
逃げたか・・・・・と思った瞬間、勝者の右肩の肉が少し消え去る
「!!アイツやってくれるッ!」
勝者には何が起こっているのかわかっていた
花神源士の能力
「源氏かぁぁっ!久々だなぁ!」
勝者は流れ出る地も無視し方をおさえることもなく笑いながら花神源士の名を叫ぶ
最初のコメントを投稿しよう!