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「侵入者ですよ〓誰かいませんか〓?侵入者ですよ〓」
なんとも間の抜けた声を出しながら徘徊する、奇抜な服を纏った女は鎌を振り回しながらゆっくり歩く
まるで誰かに見つけてほしいかのように
先ほどから歩き回っているのだが一向に誰も現れず退屈し、精神的に疲労になりそうだなと呟きいりくんだ館を進み続ける
すると
「あれぇ?さっきのチャイナじゃん?どしたのよ」
「侵入者ですからね早々にお引き取り願いたいんですよ」
「そんなボロボロで私と殺るつもりでいんの?冗談で「冗談ではありません!私はこの紅魔館の門番紅美鈴ですっ!」
美鈴は両手の拳をグッと握り
ダンッ
と右足を前に踏み込み気合いを入れ戦闘体勢をとる
その姿をみてにやりと思わず笑みを溢した奇抜な服の女はゆっくりと言葉紡ぐ
「ヴェアリア死神だ」
少し驚きを感じた美鈴はすぐに正気に戻り目を閉じて息を吐いて、そしてカッと目を見開き声を張り上げる
「紅魔館の門番紅美鈴っ!」
「じゃあ今から」
「第二ラウンド」
『開始ッ!』
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