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柴田は転校する前はそこそこ友達がいた。
生まれつき、髪が茶色であったのはまだしも、瞳が青いことが多数を占める。
遺伝子の一塩基多型というものの突然変異によって、柴田の瞳は海のような綺麗なブルーを宿した。そしてその目は周りの人を魅了した。
だが、そんな彼も幼稚園などの頃はイジメもあった。原因は、お前気取ってるだろ、というもの。あまり明るい性格ではなかったものの、発言は妙にツッコミじみたものだったから、そう受け取られたのかもしれない。
しかしながら友達0の原因は性格がひんまがっていることではなく、1つはこの青い目だ。
これは顔馴染みなら理解は得られるが、転校し、初めてその瞳を見たものは、そのブルーの輝きを放つ瞳をよしとは思わない。
カラーコンタクトではないかとか、調子に乗ってるだの言われるのがオチだ。
柴田の瞳は人を魅了する力もあるが、裏を返せば、異型なのだ。
転校して間もないことと、この青い目が友達0の彼を作りあげた。

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