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Greenの近くに行くと大きな人集りが出来ていた。
ほとんどが女子だからこの中心にいるのは恐らく優という人間だろう。
「すみません、通して貰えますか?」
私が笑顔で話し掛ければ大概の女の子は顔を赤らめて言うことを聞いてくれる。
『あっ‥//ど、どうぞ//』
女の子が道をあけてくれた。
「ありがとう。」
道をあけてくれた女の子達にお礼を言いながら私は優がいる方へ向かった。
あの後ろ姿は・・・
本当にこんなことがあるのだろうか、死んだはずのマサ兄が生きているなんて。
いや、あってはならないことだ。
あの時マサ兄は私の目の前で日光にやられて灰になったんだ。
それでもあの後ろ姿はマサ兄にしか思えない・・・
「マサ兄!!」
マサ兄が振り向いて私を見た。
「・・・カズ?」
やっぱり優はマサ兄のことなんだ。
To be continue...
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