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プルルルプルルル…
やっぱり仕事か。
と諦めかけたとき
『おそい』
「さ、さとしくん?」
聞きたくて仕方なかった彼の声は少し怒り気味だ。
『さむい』
次に聞こえた彼の声は助けを求めるような、少し焦った声。
「今何処にいるの?寒いなら暖かいところに行った方がいいよ?風邪ひくし」
『じゃあいれてよ』
「ぇ?」
プープー
あ、切られた。
寒いって行ってたから多分外に居るんだろうな。
じゃあいれてよって何処に…
まさか !
そう思って急いで布団から出て、玄関に向かう。
ドアを開けると…
愛しい恋人の姿があった。
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