Rain...5(ショウ×径)

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「ケガは?どのくらいで治るの?」 「すぐだよ。1分くらい。」 1分‥ それは、半血のヴァンパイアと同じだ。 俺は純血のヴァンパイアだから、15秒くらいで全て治る。 「それは‥昔から?」 「うん。ちいさいときから。オイラ昔の記憶ないからわからないんだけどね。」 「昔の記憶‥ないの?」 「うん。オイラのはじめの記憶は、5さいくらいのときかな。white snowってまちの雪のなかだった。」 white snow 5歳 少年 一人 ヴァンパイア 「サトシ‥」 「え?」 「白雪姫・・・ 白雪家暗殺事件の唯一の行方不明者。 名は、白雪 サトシ。 性別は男。 透き通った白い肌に、blueの瞳。 蒼井さん、それカラーコンタクトじゃない? 本当の瞳の色、青色じゃない?」 「え?オイラの瞳?茶色だよ。でもすごく体調がわるくなったりすると、青色になるかな。」 俺と同じだ。 人間界に来ているから、ヴァンパイアの能力は抑えている。 だから普段は赤色の瞳の色も、ヴァンパイアの力を使わないといけない状況にならない限りずっと茶色だ。 「蒼井さん。貴方・・・俺と同じだね。」 「ん?オイラも人間じゃないってこと?」 "オイラも"ってことは‥ 「俺が人間じゃないって知ってたの?」 「うん。」 「いつから?」 「初めてあったときから。いつも雨の日に空をとんでダンスをみにきてくれる人とおなじ気配がしたから。」 蒼井さんは初めから分かってたんだ。 「じゃあなんで俺に話し掛けたりしたの?怖くないの?」 「ぜんぜんへーき。ショウくんは良い人だって思ったから。オイラのダンス好きって言ってくれたら。」 やっぱり彼は人間じゃない。 感性が普通の人間とはかけ離れている。 間違いない。 彼は・・・ 純血のヴァンパイアの白雪家、唯一の生存者。 "白雪 サトシ"だ。 to be continue...  
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