Rain...6(ショウ×径)

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「ここがサトシくんの始まりの地。"white snow"だよ。」 だだっ広い土地に、真っ白のさらさらした雪が積もった純白の町。 「・・・・・」 サトシくんは何も言えないのか、言葉が出て来ないのかずっと黙っている。 「・・・綺麗だね。」 "white snow"に対して、発した言葉はそれだけだった。 それでも"white snow"はサトシくんのその言葉に喜ぶように、サトシくんの周りにさらさらの雪を舞わした。 その雪は月光に反射してキラキラと光っているように見えた。 サトシくんもそれを見て嬉しそうにしていた。 そしてゆっくりと地面にあった雪をすくい上げ、ふぅーっと息を吹きかけて粉雪を舞わせた。 凄く、凄く‥綺麗だった。  
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