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「カズ様帰りましょう。本日は禁忌-taboo-を侵されましたし、何としても連れて帰りますよ。」
「ユリお願い。今日はもう何もしないから。もう少しこっちの世界にいさせてよ。」
ユリは昔から私には甘いんだよね。
何でなのかは分からないけど。
もしかしたら‥ユリは私が‥
「はぁ・・・カズ様、問題は起こさないと約束して下さい。」
「何もしないよ。」
「約束ですよ?」
「うん。」
今日もユリは許してくれる。
やっぱり‥
そう何度思っても私は気づかなかったことにする。
私は人に尽くすのは好きじゃない。
ユリが私を大事に思ってくれているならずっとそう思っていればいい。
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