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疑惑の視線をぶつけたら、拍子抜けしてしまうような笑顔で右手を差し出された。
「サラ、お礼に昼飯おごるよ。薬膳作るから一緒においで」
いつもはそんな誘いには乗らないけど、その時は何故か、彼の勢いに圧されてついて行ってしまった。そして、一緒に食事をしているうちに打ち解けて。
その日から『仮の』仲間として――戦闘発生時の緊急応援や危険地帯を冒険する時の日雇い用心棒など、一時的にミン達と行動するようになった。
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